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NaokoことOffice Guriの諸橋直子です。
さて、私は現在「ペット食育指導士」「アロマテラピーインストラクター」
「ペットマッサージセラピスト」など
様々な分野で犬の健康とホームケアにかかわる仕事をしています。
その中でも、特に力を入れているのが「
食事」ですが
今日は、
何故私が、犬の食事を手づくりするようになったのか?という
きっかけについてお話します。
このお話は、過去メルマガで配信して
最も反響の大きかった記事からの転載です。
このメルマガを配信後、実に40通近いメールが
一気にどどどどどどど!!とメールボックスに届き始め
「え、一体に何が起こったの??」
と、私自身が最も驚いた記事でもあります。
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【仕事に対する私自身の姿勢と考え方です】 (少し長いですが、お付き合いください)
今でこそ「ペット食育指導士」をやっていますが、
ほんの3年前くらいまでは
犬の食事について、本当に右も左もわからず右往左往していました。
犬の食事について書かれた本といえば、まだ種類も部数も多くなく
外国の獣医さんが書いた、分厚い翻訳本なんかを
図書館で借りてきて読んだりしていました。
書いた人がアメリカの人なので、アメリカの食材のレシピばっかりで
「し、七面鳥? そんなのジャスコに売ってないし!
日本の食材で、作れるものはないのかよう!!」
と、独り怒り突っ込みを本に入れたりしていましたね(苦笑)
そして、もともと面倒くさいことなどが
とても苦手な性格なのですが、犬のご飯については
どうしても手作りをしたい! という願いがありました。
その理由は…。
↓ ↓
現在家族犬として暮らしている
ラブラドール・レトリーバーのぐり(ブラック・5歳・♀)です。
実は私はぐりと一度別れを経験しています。 理由は、ぐりはもともと盲導犬候補の子犬として
北海道盲導犬協会から預かっていた犬だったからです。
この、子犬を預かり1年間育てるボランティアを
『
パピーウォーカー』と言います。
そして、生後50日でやってきた子犬を
愛情をたっぷり注いで、1年後に訓練のため盲導犬協会に返します。
そして…北海道の場合は、基本的に盲導犬になった場合、
その詳しい居所や消息は教えてもらえません。
また、訓練に妨げにならないよう、面会も禁止されています。
協会によっては(日本全国にいろいろな盲導犬協会があり、それぞれ
独自の規定を設けています)途中で面会もできるようなのですが
北海道の場合、試験に落ちて帰ってくるか、盲導犬を12歳で引退して
戻ってくる以外、2度と育てた犬には逢えません。
ですから、手放す時は今生の別れだと思って手放しました。
逢うとしても、もし盲導犬になったら…10年後です。
10年経ったら…もう犬の老年期です。
だから、協会に犬を返した後、
車の中でわあわあ泣きました。
そして、手放したと同時に様々なことを後悔しました。 本当はあれもしてあげたかった、これもしてあげたかった。
いろいろなことをもっと一緒に楽しみたかった…。
犬は現実問題として、
ものすごく頑張っても20歳まで生きる子はそんなに多くありません。
さらに、犬が健康で一緒に楽しく過ごせる時間となると、本当に限られています。
そうした中で、せっかく一緒に過ごせる、貴重な子犬時代の1年間だったのに
仕事で夜中まで残業して、犬と遊ぶ時間もあまりなくて
そのことをものすごく後悔したんですね。
何であの時間の貴重さに、当時気付かなかったのか…。
ぐりを返した後は、ぐりのおもちゃなどが
リビングに転がっているだけで、泣けました。
はじめて買ってあげたら大喜びでかじって遊び、
ぼろぼろにしたロープのおもちゃなども捨てられませんでした。車にもよく乗せていたので、車のあちこちに黒い毛が残っていました。
掃除をしなくては…と思うのですが、できませんでした。
「ぐりを乗せると毛だらけになるね!」
と笑って掃除ができたのは、
次にまたぐりを乗せたら、また車を毛だらけにできるからです。
しかし、もう毛だらけにしてくれるぐりがいません。
掃除したら、毛なくなっちゃうな…と思うと、
どうしても掃除機をかける気にもなれず
私はぐりがいなくなった後も、ばかみたいですが、
ずーっと毛だらけのままの車に乗っていました。 最後に、盲導犬協会に返したぐりは、笑顔でした。
仲間や兄弟姉妹犬と遊べる盲導犬協会が、
ぐりは大好きでしたから
訓練士さんにぐりを引き渡し、
犬舎へ連れていかれる時もすたすた嬉しそうに歩いていきました。
一度もこっち、振り返らなかったなあ。
あの姿が、元気でぐりを見られる最後になるのかな。
そんなことばかり考えながら、毎日を過ごしていました。
今さら取り戻せないものについて、えんえんと後悔し
完全にペットロスの状態になってもんもんと過ごしていました。
振り返ってみて、あの暗く辛い時間に意味があるとしたら
「犬に対して、やれることを全力で、
すべてやりつくさないことの後悔はものすごい。
さらに、その後悔が人間から奪うエネルギーの量が、輪をかけてものすごい」
ということを、身をもって学んだことにつきると思います。
そして…。
結局ぐりは、1ヶ月後に帰ってきました。
「
盲導犬、向いてません」
と、試験に落ちて(笑)

その時、
あ、これはおまけの時間をもらえたな、と思ったのを
よく覚えています。
後悔したことを、ぜ~んぶやり直すチャンスが来た!
犬の神様ありがとう!!!!!!!!!!
そして全力で、できることを全部しようと心に決めました。 そうでなくても、20年後くらいには
別れが来ることは明白なのだから、後悔のないように、
できることは何はさておき全部やろう。
そういうことを一気に短時間で考えた結果、
私はそれまでやっていた全然向いていない仕事をきっぱり辞めました。
今になって改めて思うのですが、こんな風に逢えない覚悟を一度した、
という経験はとても大きかったと思います。
何故ならそれは、
「逢えないし、消息もほとんど知ることができない。撫でたり触ったりもできない」
という点では「死」による別れと同じだからです。
多くの方が、大切な愛犬を無くしてペットロスを経験されますが
私はある意味、犬が生きている状態で、
犬を亡くしたのに近い気持ちを味わった、という
とても特殊な経験をしたと思っています。 そして…その失ったと思った犬が、思いがけず戻ってきた。
今度こそ後悔を残すまい! と私は心に決めました。
折角そのチャンスが巡ってきたのですから。
一方で…。
1か月間協会で過ごしたぐりを迎えたとき、
私は少なからずショックを受けました。
何故なら…黒くてつやつやのかわいい犬だったぐりの毛が、
ツヤを失いぱさぱさになっていたからです。
どうしたの…ぐりちゃん! と思って、さらによくよく観察すると、
黒い毛には大きなフケがたくさん浮かんでいます。 そして、とどめをさすような(笑)、
「今日はお迎えだったので、昨日シャンプーしたんですよ♪」
という職員さんの言葉に、更に私はビックリしました(驚)
あのー、大粒の…皮剥けたんですかっていうくらいの、
でっかいフケでてますが?(汗)
誤解のないように一言申し添えておきますが、
決して協会での待遇が悪かったわけではありません。
盲導犬協会では、犬を愛情を持って大切に扱ってくれます。
ただ…。
以前のぐりがそうだったように、一家に一匹の大切な子!として、
撫でまわすように可愛がるわけには、やはり行きません。
そして、ぱさぱさで、フケだらけのぐりでしたが
家族に再会すると、しっぽを振って笑顔で走ってきましたし、
そのぐりを車に乗せて家に帰り
家に着いて中に入ると、さっそくリビングのカーペットの上でごろりと横になり、
わがもの顔でくつろぎ始めたので、やっぱりうちのぐりでした(笑)
ぱさぱさだろうが、ツヤがなかろうが、ぐりはぐりです。
大切な、かわいい、我が家の大事な黒ラブです。
一方で…このツヤの無さ、
パサつきを何とかしてあげたい! という気持ちも強く感じました。
犬の皮膚・毛の状態は、内臓の健康状態を表す鏡とも言われています。
何とかしなくては…。
そして、何から始めていいか分からないけれど、
とにかく犬の健康についての勉強をしよう!と、
まず本屋へ行くことから始めました。
しかし犬の健康に関する本はあまり多くなく、
今度は図書館へ行きました。
すると図書館には、書店に売られていないような、
専門書のような「犬の手作り食」に関する書籍がありましたので
まずはその本を読んでみることにしました。
ちょうどそのころ、私はアトピー性皮膚炎で悩むいとこが子供を生み、
その子供もアトピーになってしまい
でもマクロビオティックという、玄米菜食を中心とした食事をつづけたおかげで、
肌の状態がずいぶんよくなったよ! という話を聞いたばかりだったので
「食事」という部分にとても興味を持っていたのです。
マクロビオティックは、魚・野菜を中心にお米(玄米)を食べる、
という日本の昔ながらの食のスタイルで
欧米でブームになったことで注目されていました。
歌手のマドンナさんも、この食事でお子さんのアトピー性皮膚炎が
改善したことをきっかけに
日本人の専任マクロビ・シェフを雇っているというニュースも知っていましたので
食事と健康には、やはり深いつながりがあるのだろうな、と感じていたところでした。
そのため、「犬に手作りでご飯を作ってあげる」という書籍を見つけたときは、
本当に驚き、嬉しかったのを覚えています。
しかしながら…。
メールの冒頭で書かせて頂いた通り、アメリカの獣医さんが書かれたその本は
日本で日常的に再現するには、とても難しいレシピばかりが載っていました。
七面鳥などの日本で一般的ではない食材を使う、などもそうですし
レシピで肉を使う比率と量がものすごく高く、
ほとんど肉ばかりを食べさせるようなメニューばかりでした。
そのため、欧米ほど肉が安くない日本では、
コスト的にも毎日続けるのはとても無理だ…という内容ばかりでした。
また、栄養についてもいろいろと、とても難しいことが書かれており、
当時、一般の一飼い主だった私には
読んでも分からないことだらけでした。
でも、「犬にごはんを作ってあげる」という素敵な方法を、
私はどうしてもあきらめたくありませんでした。 
アメリカの人が、アメリカの食材でアメリカ流の食事を犬に作ってあげているなら、
日本人が、日本の食材を使って日本の犬にごはんを作ってあげる方法だって、
絶対どこかにあるだろうよ…と思いましたし
何より「犬にごはんを作ってあげる」ということは、とても楽しそうだったからです。
その後も図書館、書店に足しげくかよい、
犬の食事について少しでも書かれている本は片っ端から読みました。
そして…読めば読むほどわからなくなりました(汗)
それは、ある本にはこういうことが書かれているのに(↓)
A:「犬の祖先はオオカミです。オオカミは肉を食べて生きています。
そのため、犬も肉を食べるのが最適です。
生肉を与えるのがベストなので
生肉を生野菜などと一緒に与えるようにしましょう」 別の本にはこういうことが書かれており(↓)
B:「犬は雑食性です。人間から食べ物の残りをもらって
食べて生きてきた歴史があります。
だから、一部の犬が食べてはいけないものを除いて
どんな食べ物でも食べられます。
お米やうどんなどの穀類もOKです。野菜も適度に与えましょう」 さらに別の本にはこういうことが書かれています(↓)
C:「犬は肉食性の動物です。そのため食物繊維の消化が得意ではありません。
穀類や野菜も同様です。体の負担になるので与えるのはやめましょう」 一体どれが
本当なんじゃあ
ああああ!!!!!と叫びたくなりましたね(苦笑)
どれもこれも、著者は獣医師であったり、
アメリカで犬について勉強されたという専門家の方たちばかりでしたので…。
犬という同じ生き物に対して、どうしてこうも考え方が違うのだろうか…。
ただ、その中でもしっくりくる考え方に出会うことはありました。
それは
「犬は雑食性。一部の犬が食べてはいけないものを除いて
どんな食べ物でも食べられます。」 というものです。
考えてみれば、私自身が子供のころ…犬はみんな外飼いで、
食事は残りごはんに味噌汁をかけたものばかりだったような…。
ウチで飼っていた、雑種のシロも、味噌汁をかけたご飯が大好きで、
時々焼いたホッケの皮なんかを乗っけてあげると
もう大喜びで夢中で食べていたっけ。
近所の犬は、みんなそういう風に育てられていたし、
それでいて結構長生きしている子もいたな…。
とりあえず、「何でも食べられるのが一番」という本を参考に、
とにかく作ってみよう。
そう思いました。
その本は「
かんたんで経済的!愛犬のための手作り健康食」といいます。
ご自身もマクロビオティックなどの食事療法で、
病気のお父様の体質改善を経験され、そのことがきっかけで
犬の医療の現場で食事療法を行い、多くの成果を出されている
獣医師:須崎恭彦先生の本です。
その本に書かれているレシピは、
基本が「具だくさんのおじや」でしたから、私でも簡単に作ることができました。
材料も、ご飯、鶏肉、ジャガイモ…など、身近なものばかりです。
これなら楽しく続けられる♪と私は早速、この本のレシピを参考に
ぐりにごはんを作ってあげることにしたのです。
そして、盲導犬パピー時代は、
ドッグフード以外あげてはいけない決まりでしたから
それ以外の美味しいものを、いろいろ食べさせてあげたい!!! という願いも
堂々と実現できるようになりました。
あれから約3年の歳月が流れました。
今では私は、犬のための食育セミナー講師という、
多くの方に「犬の食事」についての知識をお伝えする側に立っています。
そして「飼い主さんも犬も楽しめる方法で、家庭でできるやり方で犬の健康を守る」
という考えに基づき
犬のためのアロマテラピーやリンパマッサージ、
ツボマッサージ講座のお仕事などもさせていただいています。
この仕事全体が、犬という生き物への恩返し、のように感じています。
そして犬を通して多くの犬を愛する飼い主さんとの出会いなどもあり、
毎日を楽しく過ごさせていただいています。
時間が有限であることを、私は犬から学びました。
そういう意味で私は、一生犬に頭があがりません。
ぐりのことがなければ、こうした楽しい世界を知ることもなかったのですから。
一方で…犬を取りまくさまざまな情報についての問題点についても
次第に感じるようになりました。
今でこそ犬に関する様々な情報の中から
何が正しいのか?を自分で判断するために必要な知識、
どこを調べたらいいのか?が私は分かりますが
そうなるまでの過程で、私も様々な情報に振り回されました。
「犬には生肉を上げるのが良い!」
「犬には加熱食以外あげてはいけない!!」
「ドッグフードは添加物だらけで犬に良くない!」
「いや、ドッグフードは完全栄養食品だから、それしかあげてはいけない!」!
挙げるときりがないですが、
ある情報では「犬には××は良くない」と書かれているかと思うと
別の情報では「××は犬の体にいいですよ」と書かれている。
一体何が本当なのーーー!!!! と
犬の口に入るものすべてにピリピリしていた時期がありました(苦笑)
それが今では、我が家の犬の食事は超・てきとうです。
いい意味での「てきとう」なのです。
基本はその辺にあるものでおじや(笑)
時間がない時はドッグフードも食べています。
ごはん作るのに、量なんていちいち計りません(笑)
カロリー計算も、栄養計算も抜きです。
過去に緻密なカロリー計算や栄養計算を実際にやってみたからこそ言えますが
計算なしでも、犬の健康をキープするご飯は作れます。
我が家のぐりは、今日も元気です。
私が犬の仕事を通して多くの方にお伝えしているのは
「犬には××でなくてはならない」
と言った、狭い選択肢の方法ではなく
役立つ情報とテクニックを必要に応じて、飼い主さんと犬が
ご自身にとってベストだと思えるものを選択するために知識と考え方です。
「今、自分がベストだと思えることは、全部やってあげられている」
ぜひそうした気持ちを、多くの飼い主さんに
味わってただきたいと思っています。
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以上が、私の犬の食事に向き合う際の姿勢です。
もし、これをお読みいただき
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(↑ぐりと私。今日も元気です!)
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